皆さん【チック】ってご存じですか?
<チックとは>
本人の意思とは関係なく突発的に運動や発声が反復して起こり、「運動性チック」や「音声チック」と呼ばれています。
長期間に渡り症状が続く場合は、トゥレット症候群と診断される場合があります。
重度になると突発的な動きが激しくなり人目を気にするようになったり、「音声チックがあるから電車などの公共交通機関に乗れない」という方もいます。
実は長男にも軽度ではありますが、チックの症状があります。
チックのことをよく知らない方からすると、「奇妙な動き」と気味悪がられたり、音声チックが出ている時は知らない人から突然「うるさい!!」と怒鳴られたこともありました。
ブログなので正直に言いますが…。
人間は自分と違ったものを見ると本能的に注意するようにできています。
次男の白斑についてもそうですが、見られるのは仕方がないと思っています。
ただ、見られるだけでなく、先述したような「心無い言動」に傷ついてしまうことがあるので…。
周りの方に「こんな病気もあるんだよ」という認識が広がることを祈りつつ、そんな言動にも打ち負かされない心を育てていけたらと考えています。
チック症状の原因って何?
「心因性のストレスが原因」と言われても、社会人であれば「仕事のストレスがありますか?」という話になりますよね。
しかし対象が子供となると、まず先に疑問を投げかけられるのが「家庭に問題はないか」になってしまうんですね…。
家庭環境について聞かれるとなると…。
メインで育児をしていることが多い、お母さんが責められているような気持ちになるのも頷けます。
実際に長男の主治医から伺った話ですが、
発達障害もチック症状も、確実な「原因」は解明されていません。
だからこそ、家庭環境だけが原因でストレスがかかっているということはないんです!
子供のストレスなんて家庭だけじゃない!
そんな小さいうちから保育園に預けて…ママといないと寂しいのよ
そんなことありません。
24時間ママとべったりしているより、子供同士で体を使って遊んだ方が協調性も身に付きますし、本人もストレス発散になる場合があります。
しつけが厳しいんじゃない?
家庭の教育方針はいろいろあると思いますが、我が家の場合は基本的に私がズボラなので厳しく言うことはありません。
虐待や厳しすぎる躾など、一般的な線を越えていないのであればそこまで気にしなくても問題ないのでは?と個人的に思います。
もちろん、子供のストレス緩和のために親の対応を色々と模索するのは良いことです。
ですが、個人的に「自分のせいだ」と責任を感じてしまうお母さんが多く、間接的にでもそう感じるような風潮があることは事実です。
当人が言うと言い訳のようにとられるかもしれませんが…。
家庭以外の場所でストレスを感じることも少なからずあります。
家庭でも「親から怒られた…」などでストレスを感じることがあるかもしれませんが、
問題がある、行き過ぎた家庭環境でなければ、そのストレスを乗り越える力も必要になると思っています。
また、それは誰もが通る道なのではないでしょうか?
大人だって「昔はこんなに苦労したんだよなぁ」って武勇伝のように話すこともありますよね(*´ω`*)
私は適度なストレスは人間の成長にとって絶対に必要だと感じていますし、親が子供のストレスを一生取り除き続けることは不可能だと思います。
必ず自分の力で乗り越えなければいけない時がきます。
それが両親の離婚だったり、複雑な家庭環境、経済的な問題があってもです。
だからこそ、ごく一般的な家庭環境であれば、親が神経質になるまで気にする必要はないと思います。
いっそのこと、「チックとうまく付き合っていこう」と子供が思えるようにサポートしてあげる方が大切です。
長男のチックの症状
長男のチックですが、物心ついた時から症状を変えながら12歳になる現在まで続いています。
冒頭でも書いたとおり軽度ではありますが、症状が変化するため、慣れ親しんだ友人などから「気持ちが悪い」と言われてしまうこともありました。
具体的な症状は以下のようなものになります。
① 右肩が勝手に動く(ビー〇たけしさんのような…)
② 顔に力が入る(梅干しを食べて酸っぱい!みたいな顔です(^^))
③ 「んー」や「ふーん」などの低い声がでる
④ 瞬きが異常に多くなる
⑤ 頭を振る
⑥ 口を尖らせる
<チック?と思われる症状>
・爪を噛む
上記のような症状が単体で現れたり、同時に起こることがありました。
お子さんが同じような動作が頻繁にしていたら、専門の病院に受診してみると良いと思います。
長男も主治医から「処方薬を飲むこともできる」と言われましたが、安定剤のような薬になりますし、症状も軽度なため服用はさせていません。
他にも漢方薬もあるようですが、匂いが苦手で飲めないお子さんが多いようです…(;^ω^)
他人の言動に傷つかない「自己肯定感」をしっかり育てよう!
発達障害、尋常性白斑、チック症状など、我が家の息子たちは時には人目が気になるような病気を持っていますが、
先述したとおり、「人に見られることは仕方がない」と言い聞かせています。
全ての人が病気について理解しているわけではないので、
万が一、人から心ない言葉や行動をされたときに「受け流す」ことができる心のゆとりを育てていかないといけないと日々感じています。
そんな自己肯定感を育てるために一番の理解者である親が、
と、伝えることが重要ですね。
もし、お子さんがチックかも?と感じたり、実際にチックと診断されたお子さんがいらっしゃる方は、ぜひこの本を読んでみてください。
私自身も長男の病院で教えてもらい、読み終わったころには心が軽くなりました!
私も子育て12年目のまだまだ未熟な母親ですが、子供に寄り添い、一緒に成長しながら生きていきたいと思います!