人間関係に悩んだ時に「自分の性格を変えよう」と努力してないですか?
こういった努力は決して無駄ではありません。
実際に私も幼少期は根暗でしたし、友達と遊ぶ事すら出来なかった人間でした。
家庭の事情から頑張って性格を変えようとしてきました。
そういった努力は多少なりとも自分の力になってくる日が来ます。
ですが…、それって無理をしていないですか?
結論から言うと、「自分の性格を変える必要」は全くありません。
考え方を変えるだけで自然と理想の性格が手に入りますよ!
無理して性格を変えると痛い目を見る
私が経験した事ですが、根暗だった性格をどうにか根本的な部分から「明るくひょうきんな性格」に変えようと努力しました。
面白い事を言ってみたり、日々のネタを探してみたり、ウケたネタを改良してみたり…。
正直、どれも面白くありませんでした(笑)
元々そんな性格で生きてきたわけではないのですから、周りの反応もドン引き状態ですし、「どうしたの?」と心配されることもありました。
もう落ち込みがMAXですよね…。完全にスベっている状態です…。
そんな反応を目の当たりにして、気付いた事があったのです。
「明るいキャラを演じてない?」
キャラを演じている内に疲れてくる
自分の性格を変えようと躍起になっている内に、いつの間にか「根暗な私」が「明るい私」を演じているという事に気付いたのです。
「根暗な私を変えなければ!」という意識が、「根暗な私を排除しなくては!」という頭にすり替わっていたという事です。
これでは疲れます。
今までの自分を完全否定して、新しい自分を築き上げようとしているのですから、いつか限界が来ます。
ここで大事な事は「自己肯定感」を忘れないという事です。
自分の基礎となる部分は変える事が出来ません。
そのため今までの自分を否定してしまう必要が全くないのです。
今までの自分を受け入れつつ、新しい自分をプラスしていく考え方が大事なのです。
自分を家に例えてみたら分かりやすい
「今までの自分」がそんなに悪い人間だったでしょうか?
社会で生きづらい性格の人間だったとしても、全くもって自分自身なんです。
イメージしやすい例えをします。
家を一軒新築するとしたらどうしますか?皆さんいろんな計画をされると思います。
2階には何部屋欲しいですか?窓の形は?ドアは何色にしますか?
これは全部「理想の家」という考えから生まれてくるものですよね。
理想の家で出てくるイメージを、「自分の理想の性格」に置き換えて考えてみてください。
はい。察しの良い方は、私の言いたい事が分かっていると思いますが…、
産まれたばかりの赤ちゃんは「新築されたばかりの家」です。
外見(外壁)や生まれた場所(土地)、生まれ持った特徴(家の特徴)、家柄(建てた人間)、などは親から与えられたもので変える事が出来ません。
ですが赤ちゃん自身が成長していく中で、その家には色々な家具が入ります。
この例えで言うと「大人からの支援」ですね。
そして、家(その人自身)の雰囲気や性格が定まってくるのです
自分を変えたいなら、「リフォーム」しよう
大事なので、先に言いますが、「自分の根本は家の基礎」です。
基礎が無いと家は建たないですよね。
では性格を変えるためにはどうしたらよいのか。
まず今の家(性格)が、与えられたもので築かれているままなら、リフォームしましょう!
明るい性格になりたければ、天井に天窓を作ればいいですし、人に気遣いが出来るようになりたいなら、床面をバリアフリーにしたら良いのです。
基礎を壊して更地にして、一から家を建て替えるのは時間も労力もかかります。
リフォームさえしてしまえば、周りの見る目はしっかりと変わってきます。
基礎は変わらないまま、今までの自分を否定しないまま、新しい性格を取り込んでいきましょう!
今までの自分は捨てなくていい!
「明るくなりたい」のであれば、今までの自分を捨てないまま、少しだけ勇気を出して自分から挨拶をしてみたらどうでしょうか?
慣れてきたら徐々にステップアップして、「友達を遊びに誘ってみる」だったり、「テレビ番組の話題を共有する」でも良いと思います。
最初は勇気が必要でも、その内に自然と出来るようになってきて、いつのまにか勝手に自分の力になります。
リフォームは1日では完成しませんが、取り組んだ事はいつか必ず自分の力になり、それを実感する日もきます。
「自分を否定する事なく、新しい自分をプラスしていきましょう!」