【アルコール依存・処方薬依存を治す】二度と飲まない決意と目標

家族のサポート

母の処方薬依存症ですが、最近は発作的に睡眠導入剤を飲むこともなく、健康に向かっていっていると断言できます。

ここに来るまでに、娘の私からはいろいろと厳しい意見も耐えてきた母。

正直に申しますとアルコールであっても処方薬であっても、「依存症」と名が付く病気に関しては、間違いなく本人の「強い意志」が必要になってきます。

もしあなたが依存症に苦しんでいる方のご家族や、サポートされる方であれば、ぜひこの記事を読んでいただきたいと思います。

「本人も頑張っているし、適量であれば問題ない。」

「少しだけなら飲んでも良いよ」

と、目標設定するのは絶対に止めるべきです。

また、今まさにアルコール依存や処方薬依存と戦っている方は、もう一度自分の意志を固めるためにもチェックしてみてくださいね!

 

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意思が弱いから依存症になるわけではない

依存症は「病気」です。

意思が弱いからなるわけでもなく、だらしがないからなるわけでもありません。

・悩みがあるから

・酩酊状態が楽だから

依存症の人はこういった理由付けをお話する人が多いですが、実際にそういった理由は関係なく、「病気であるから」依存するほど飲んでしまうという事実があります。

「病気」と考えると、本人や家族の「治そう」とする強い意志やサポートが必要になることがなんとなく理解できますよね…。

「こうした方が良い」や「目標設定」など、意見を出して乗り越えようとする努力は必要ですが、本人に対しての「批判」は禁物です。

 

コントロールを失っている状態のため、一度でも飲んでしまうと逆戻りする

一度依存症となってしまうと、自分の意志でコントロールしたり、生活リズムを整えることが困難になってきます。

また離脱症状も辛く、これは本人にしか分からない苦痛だと思います。

努力して禁酒や断薬をしたとしても、日々の生活の中でいろいろな誘惑は出てきます。

お酒の席であったり、何もすることがなくぼーっとしている時など…。

冒頭で書いたように「少しだけなら」と飲んでしまうと、一度コントロールを失った体は、一瞬で逆戻りしてしまいます。

正確に言うと、「逆戻りに歩き始める」と言った方が正しいかもしれません。

治そうと決めたら、「少しも飲まない」ことが大切です

 

依存症を治している最中は、階段を上がっている途中と同じ

依存症を治そうと努力している最中は「階段を一歩ずつ上がっている状況」と同じです。

半分くらい来た時に万が一「失敗」してしまったとしても、階段の始まりまで転がり落ちることはありません。

アルコールや処方薬、もしくは禁煙などでも同じことが言えるのですが、一度失敗すると人は「ふりだしに戻る」と考えてしまうものです。

ですが、「ふりだしに戻る」ことはありません。

階段を転げ落ちてしまっても、「何段か戻ったくらい」と考えて、もう一度チャレンジしましょうね!


努力したことは無駄にはなりません。

決意して努力した分、以前より必ず成長していますよ!

 

一番大切なことは心折れず「何度もチャレンジ」する気持ち

私の母は何度も「もう薬は飲まない」と言いながら、突発的に飲んでしまう事があり、その生活を20年以上続けてきました。

この「失敗」してしまった時に落とし穴があります。

家族は「昼間はもう飲まないって言ったのに…」と裏切られた気持ちになることもありますし、本人は罪悪感と自責の念に追い詰められてしまうので、責めてしまうと悪循環にしかなりません。

「もう私には無理だ」と一度心が折れてしまうと、立ち上がるために途方もないパワーを必要とします。

「失敗」してしまっても絶対に本人を責めたり、自分を責めたりはしないでください。

失敗しても「次は頑張ろう」と気楽に考えるようにしましょうね(^^)

 

完治がゴールではなく、夢や楽しみを見つけましょう!

何度失敗してしまったとしても、諦めずにチャレンジする気持ちさえあれば、必ず治ります!

「近いうちに旅行に行きたい」や、「孫や子供と笑って過ごしたい」という目標があれば絶対にやり遂げられるはずです。

目標設定は人生を豊かにします。 楽しみな目標を設定して頑張りましょう!

私の母も、小学生高学年となった孫から「おばあちゃんを辞めるのか、薬を止めるのかどっちがいいの?」と泣きながら諭されたことからスイッチが入りました。

母なりに可愛がっている孫と会えなくなると考え、依存症から「普通のおばあちゃん」になるよう決意したようです。

https://puremoimoi.com/syohouyakuizon

少しずつ、一歩ずつ継続していきましょう!