育児中の皆様は子どもに注意するときにどんな言い回しをしていますか?
私自身も思い返してみると、この流れで子どもに注意することが多々ありました。
部下に対しては以下のようになります。
この話し方でも伝わる人には十分に伝わりますが、「自己評価が低い」相手に対しては、もう少し話す順序を考えて指導する方が相手に伝わりやすくなります。
自己評価が低い相手だと、「怒られてしまった」という気持ちばかりが残ってしまい、さらに負のスパイラルに陥りやすいのです。
子どもだけでなく、会社などで部下に指導をするときにも役に立つ、「サンドイッチ法」という話し方を今回はご紹介したいと思います。
サンドイッチ法はさきほど書いたとおり、自己評価が低い人に対して効果的な方法となります。
この言い回しを知っていると、子どもや部下の「悪い点」だけ注意することが出来るので、余計に相手を傷つけてしまうことがありません。
【自己評価が低い理由】他人に怒られたり、褒められたりする機会がなくなった現代
昔と違い、近所付き合いなども希薄になってきた時代ですから、
という事に慣れていない人が若い世代にたくさんいます。
・公園でボール遊びをしていて、人の家に入って怒られたりしたことはありますか?
・子どもの頃、親に頼まれて「お使い」に行き、知らない大人から褒められたりことはありませんか?
これはほんの一部の例ですが、最近は公園でもボール遊びが禁止されているところも多く、不審者が出没したとの情報を聞くと、子ども達だけで「お使い」をさせるわけにもいきません…。
危険から子ども達を守っていると、どうしても「他人」とのつながりが薄くなってしまい、結果的に自分の評価は自分自身でするしかなくなったり、親や兄弟などの反応で自己評価を感じるしか方法がなくなってきます。
どうなるのかというと…、
だからこそ子どもや部下など、大切な人に対しては適切な話し方で「悪い点」だけを指導していきたいですよね。
サンドイッチ法について
自己評価が低い人と書きましたが、そうでない人に対しても「やる気」を出させる指導方法になります。
体育会系の方などであれば、きつく怒られることに慣れてしまっている場合もありますよね…(;^ω^)(我が家の息子たちがそうです…)
そんな相手であっても、「いつも見てくれている」という気持ちになるので、おのずと「やる気」が出てくるというわけです♪
さて、そんなサンドイッチ法ですが、実はとっても簡単なんです!
悪い点を叱る時、前後で必ず褒めてあげる
サンドイッチ法は悪い点を叱る時に、前後で褒めてあげるという方法です。
例えば「子供が宿題をしない時」
部下のミスを指導する時にも、同じ順序で対応できます(^^)/
こういう言い方で話されると、悪い点を指摘されているのですが、褒められている部分もあるので悪い気持ちはしません。
注意された点も素直に受け入れやすくなります。
これを逆にするとどうなるのか…。
あぁ…。なんだか耳が痛いですよね(;^ω^)
途中で褒められたとしても、前後でも叱られると「全体的にすごく叱られた」という印象しか持ちません。
自信がない(自己評価が低い)人にこういう言い方をすると、存在自体を否定されていると感じてしまうものです。
存在を否定せずに、「悪い点」のみ伝える
重複しますが、ここでもう一度まとめておきたいと思います。
サンドイッチ法とは、
上記の順序で相手に「悪い点」を伝える方法となります。
この方法で話された言葉は自然と口調も柔らかくなるので、指導する立場からしても「言葉選び」に難儀せずにスッと指導に入ることができます。
3つの順序さえ覚えておけば子どもに対しても、部下に対しても人格否定ととられることなく「悪い点」だけ伝えることができますので、少し意識して「サンドイッチ法」を使ってみてはいかがでしょうか(^^)/