対人関係の構築「すみません」より「ありがとう」が効果絶大な理由

対人関係

「すみません」を多用していないですか?

今まで仕事で新人育成に携わる事が多々ありました。

その時に「ありがとうございます」を言わずに「すみません」という言葉を使う方が多い事…。

これってよく聞く話ですよね。

今回は皆さんも一度は聞いた事がある、「すみませんではなく、ありがとう」という事を解説していき、理解を深めて欲しいと思っています。

何故、こんな当たり前の事を記事のテーマにしたのか…

当たり前に感じますが意外と出来ていない人が多く、それが「すごく勿体ない!」と常々感じていたからなんですね…。

あなたは「ありがとう」を言えていますか?

 

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「ごめんなさい」の気持ちがある時に使う

何となくクセで「すみません」と出る事が多いと思います。

例えば、道を歩いていて人にぶつかってしまった時は、咄嗟に「すみません!」と言ってしまう人も多いのではないでしょうか?

結論を言うと、この場合は正解です。

この時の「すみません」には、「ごめんなさい」の意味が含まれているので問題ありません。

謝るイメージ2

同じく、レジでお金を払おうと財布を開けた瞬間に、小銭をばらまいてしまった…。

これも同じ理由で、後ろに並んでいた人がいた場合は「待たせてごめんなさい」の気持ちが含まれるので、「すみません」でも違和感がないかと思います。

その後、あなたの小銭を拾ってくれた人がいたら、咄嗟に何と言いますか?

この時に、国民性もあるのでしょうが、「すみません!」と言う人が多いと思います。

「お手を煩わせてしまってすみません」の気持ちを込めて、「すみません」でも良いかと思いますが、「ありがとうございます」と言って欲しい状況なのです。

 

何故かと言うと…

前の人がばらまいた小銭を拾う行動は、そんなに大変な事ではありません。

杖をついている高齢者であれば別ですが、普通の健常者であれば小銭を拾うくらいたいした労力ではありません。

そして相手は「大丈夫ですか?」という心配の気持ちで行動してくれている事に気付いていますか?

大丈夫ですか?という心配の気持ちに応えるのは、「すみません」ではなく、「ありがとうございます」が有効です。

相手側からするとあなたの謙虚さから出た「すみません」に対して、「いやいや、そんなたいしたことしてないよ」と感じるかもしれません。

さらに言うと「逆に気を使わせたかな?」と気をもませる事になるかもしれませんよ。

「ありがとう」と言ってしまえば、相手は「ちょっと良い事をしたかな♪」といい気分になりますよ!

 

関係を構築したい人へは「ありがとう」を使う

感謝

会社の上司にミスを指摘された時…。

「すみません!」というのは良いと思います。

しかし、その後に「○○を教えていただいて、助かりました!ありがとうございます!」と一言あれば、例えミスをしていたとしても評価はそこまで下がりません。

「すみません」しか言わなかった場合、上司の立場からすると「いや、いいよ。」となるか、あまりにも多用し過ぎると、「すみませんって言えばいいと思ってない?」という考えに至ってしまうものなんです。

人間関係を良くしておきたい相手には、非常にまずい状況になります。

同じミスを何度も繰り返す事は良くないですが、人間ですから多少のミスはつきものです。

何か注意・指導された時には「こんなミスをしてごめんなさい!」ではなく、「教えていただき、ありがとうございます!」にしましょう!

上司が確認したいのは反省の言葉よりも「理解してくれたかどうか」なので、「ありがとうございます」と言う事によって、「理解してくれたな!」と、納得する事ができるので、上司との関係の構築もきっとうまくいきますよ♪

 

感謝の気持ちを伝えよう

感謝の気持ちを伝えるのは難しいですよね。

恥ずかしい事もありますし、日本人の感性として自分を下げて相手を立てるという気持ちも分かります。

ですがそんなに重要な事ではない時に、自分をそこまで卑下する必要は全くありません。

良かれと思って「すみません」を多用し過ぎると、かえって相手に不快感を与えてしまう場合もありますので注意が必要です。

何事も感謝の気持ちを忘れずに、相手に対して「ありがとう」とたくさん言える人になれば、周りの人もそんなあなたと話す事が心地よくなると思いますよ♪

今までより少しだけ意識してみてくださいね。

徐々に周りの環境や、見える世界が変わってくるかもしれませんよ♪